真夜中になると、どこからともなくブキミな『ナゾの声』が響いてくるとウワサの『シュガー・アパートメント』。そこに住む個性豊かな住⼈たちの⽣活を覗いてみると、何やら事件が起きているらしく…?芸術と医療のコラボレーションにより誕生した、楽しく学べる糖尿病予防プログラム。
筑波大学芸術専門学群と医療従事者による児童を対象とした糖尿病などの生活習慣予防プログラムの開発プロジェクト「筑波大学グルッシーコラボレイションズ」にて制作した作品。
小学校低学年を対象とし「糖尿病を予防しなければならない」と鑑賞者に直接押し付けるのではなく、物語を通じて相⼿が⾃然と予防する意識を獲得できることを⽬標とする。そのため鑑賞者は教材から単純に情報を得るのではなく、物語を追う中でキャラクターたちと一緒に糖尿病の知識を謎解きのように発見してゆく進行になっている。
アパートの中にある三つの部屋の中を覗く形でストーリーが進行し、三部屋全てのストーリーを⾒ると、もう⼀つの短編ストーリーが現れ、三つの全く無関係にみえるストーリーがそれぞれ「糖尿病」について多角的な側面を描いていたことが分かる構成になっている。
タブレット端末を使用して操作することができるインタラクティブコンテンツと、漫画の二種類のバージョンがある。
筑波大学グルッシーコラボレイションズ
村上史明(筑波大学芸術系、つくば糖尿病予防セラピスト研究会)
鈴木康裕(筑波大学附属病院リハビリテーション部、つくば糖尿病予防研究会代表、理学療法士)
比留間未桜(芸術専門学群:企画、脚本、漫画)
島田千聖(芸術専門学群:キャラクターデザイン、イラストレーション)
西沢奏(芸術専門学群:UI/UXデザイン、コーディング)
©︎筑波大学グルッシーコラボレイションズ 2020